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一部のモデルでは正規品でも刻印が無かったり、
前述のとおり手打ちなので、職人の加減次第で刻印が薄いことなどもあります!
そのため全ての商品に刻印が必ずあるわけでも、どの商品でも刻印がハッキリと見えるわけでもありません。
明らかにおかしい刻印でない限り、この刻印のみで正規品かどうかを見極めるのは難しい
という事だけ留意しておいてくださいね♪
2015年以降、Sはソルド品の刻印との混同をさけるために使われなくなったようです。
それまでのアルファベット順ではなくなり四角のマークも消えているので、
驚く方もいるかもしれませんが、仕様なので安心していただいて大丈夫ですよ♪
他にも追加の刻印が入ったり、刻印の場所が変更されたりと法則にも少し変化があるようですね。
刻印の形や押され方にはいろいろ種類があるので一部参考までにご紹介しますね☆
まず基本的な刻印の見方は、このような刻印の場合
①のFLが 職人やアトリエを表すもので
②の四角Rが 製造年を表すものとなります☆
①と②の並び順や配置は商品によってはバラバラですが、
それぞれの刻印そのものは近い位置に押されています!
さらに製造刻印は、1年ごとにアルファベットが変わり、
年によって四角や丸などの記号が足されています。
1970年まではアルファベット順で他の記号はなし
1971年からは丸の中にアルファベット
1997年からは四角の中にアルファベット
2015年からはまたアルファベットのみ
となっています。
なので同じ製造刻印でも色々な種類があるんです。
たとえばこんな風に・・・
例1~3の全て ①が職人やアトリエを表す刻印 ②が製造刻印 です。
ですが例1と例2の②のように同じアルファベットでも
四角で囲んでいるか、丸で囲んでいるかによって年代が変わります☆
また例3のようにアルファベットしかない場合も!
職人やアトリエを表す刻印も、例のようにアルファベットのみや
数字が混ざっているもの、+などの記号が入っているものもあります♪
前述の通り、刻印の順番なども製品によってはバラバラなので、
詳しくない方は見分けが少し難しいかもしれません;;
エルメスのバッグは最初から最後まで一人の職人が製造しているこだわりの商品です。
そのため、ひとつひとつのバッグに製造された時期のわかる「製造刻印」が刻印されています!
製造刻印は
・製造年
・製造したアトリエ
・製造した職人
を表すアルファベットや記号が記されているものです。
製造年を表す刻印は1年ごとに変更されています!
製品によって刻印されている場所もまちまちですが、
ベルト裏や内側の縫い目付近など少し見付けづらい場所にある事が多いです。
分かりやすいものだとブランド名の刻印されたタグの裏側に刻印されていることもあります。
また代表的なモデルの場合
バーキンは 正面のベルト裏側の穴付近 または 正面から見て左の内側のベルト付近
ボリードは ファスナー端のタブの裏側
ベアンは ファスナーを開けて内側のマチ部分
といったように決まった位置に刻印されていますよ☆
(※場所が変更されることもあるので、同じモデルでも刻印の場所が違う商品もあります)
自分のバッグがいつ製造されたものなのか刻印を探して確認してみましょう♪
素材刻印や特別な刻印を一覧にしてみました☆
お手元の製品に刻印がないか、是非見てみてくださいね♪
ニロティカス | ポロサス |
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小さな丸が二つならんだ刻印があります。丸みがあり、長方形の鱗が特徴の革。ポロサス同様、高級品とされているクロコダイルです。 | 三角のような山形の刻印が押されています。細かく綺麗に整列した鱗が特徴で、ワニ革の中でも最高級と言われるクロコダイルです。 |
アリゲーター | リザード |
四角形の刻印がロゴ付近にあります。唯一、穿孔と呼ばれる点状の模様がないワニ革で、班目が大きいのが特徴です。 | 横長の長方形のマークか=マークが入っています。繊細で美しくならんだ鱗と光沢が特徴の素材です。 |
スターマーク | スペシャルオーダー |
エルメス関係者のために作られた製品や一級の職人が制作した証に刻印されている等と言われています。 | 一部の人のみがオーダー可能のフルカスタマイズの製品に刻印されます。馬蹄の形をした刻印です。 |
ソルド品 | |
セールイベントの商品に刻印されるSのマークです。刻印のみでなくペンなどで書かれていることもあります。 |
上記の一覧はイメージ画像なので、実際の刻印とは多少差異があります。
マークの形や種類の確認など参考程度にご利用ください!
エルメスの製品は革素材として牛革・山羊・クロコダイルを使ったものがあります。
牛革や山羊は見た目や手触りで違いが比較的分かりやすいですが、
中にはパッと見では見分けのつかない素材もあるため、
判別がつくように分かりやすい記号を刻印しています☆
それがブランドロゴの刻印の近くに刻まれている素材刻印です
(※稀に無いことも…!)
また、それとは別にオーダー品などの特別な商品には、そのことを示す刻印があります♪
これらの刻印もエルメスのブランドロゴの近くに押されているんですよ☆
ロゴの近くとひとくちに言っても、ロゴに対して左側にあったり右側にあったり、
はたまた下側にあったりすることもあります。
職人によって押す位置にばらつきがあるので、
素材刻印も特別な刻印も明確にここ!という決まった位置は無いようですね!
ご紹介したスターマーク。
これはエルメスのスタッフや関係者向けに作られているものがほとんどなので
正規店で手に入る事はまず無く、所持している人もごく少数です。
見かけることが少ないためプレミア感があり、あえて手にしたいと思う方もいる商品だと思います。
ですが、このスターマークの商品、正規店に修理を依頼すると本国での修理になり、
手元に戻ってくるまでかなり時間がかかってしまうこともあるようです。
もしもスターマークの入った商品を手に入れる機会があった時は、
修理の事などもしっかり調べてから決めた方が良いかもしれませんね♪
スペシャルオーダーは革の種類から金具の位置まで自分好みに注文し、
この世に一つだけのバッグを作ることができるサービスです☆
しかしだれでも注文できるわけではなく、継続的に商品を購入している上顧客や
ショップとの信頼関係のある人にしか作ることのできない特別なものなんです!
もちろんそういった人の数は限られているため、
流通している数もかなり少ないレアな刻印ですね!
ソルド品の刻印はエルメスが定期的に開催している「エルメス・ソルド」という
セール(ソルド)イベントで販売される商品に刻印されています!
見た目や品質は正規品とほぼ変わりないのですが、
一部に不具合があったり売れ残ってしまったいわゆるアウトレットの商品です。
イベントは海外のみでなく日本でも開催されているのですが、入場するには招待券が必要です!
高価なエルメスの商品を安く手に入れる貴重なチャンスですが、
スペシャルオーダーと同様に、一部の顧客にしか招待券は配られず
なんと招待券を持っている人と同伴者の最大2人しか参加することができないらしいですよ!
セール品とは言えどあまりお目にかかれない商品です(笑)
また、ソルド品の印は刻印のみでなく、ペンでSマークが記入されていたり
時計などの商品は先のとがったもので削ったようなSマークが入っていることも!
一概にこう!とは言えないマークですが、
何らかの形でSマークが入っているとソルド品の可能性が高いようです。
いかがだったでしょうか?
見たことのある素材刻印や製造刻印はありましたか?
小さな刻印に様々な意味が込められていて、調べてみるとなかなか面白いですよね!
エルメスのバッグの素材がくわしくわからない時や、いつ作られたものなのか知りたい時は
是非このページを参考にご自分のバッグの刻印を調べてみてくださいね!
この記事を書いた人
代表取締役 久保
ブランドハンズの代表取締役社長
ブランド買取業界歴10年
ブランドハンズ
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